ナースマン
新人×ベテラン ナースマン対談
■大庭さん
看護師13年目
■宮澤さん
看護師2年目/東海アクシス看護専門学校
家電販売の接客業から命を守る看護師へと転身し、旧掛川市立総合病院時代から籍を置くベテラン・大庭さん。看護師である母の影響を受けてナースマンの道を選んだ2年目・宮澤さん。地域医療の核となる救命救急の現場で、ともに看護スキルを磨き続けるお二人のざっくばらんな熱烈トークをお届けします。
看護師13年目
■宮澤さん
看護師2年目/東海アクシス看護専門学校
家電販売の接客業から命を守る看護師へと転身し、旧掛川市立総合病院時代から籍を置くベテラン・大庭さん。看護師である母の影響を受けてナースマンの道を選んだ2年目・宮澤さん。地域医療の核となる救命救急の現場で、ともに看護スキルを磨き続けるお二人のざっくばらんな熱烈トークをお届けします。
ナースマンに対する印象と想い
宮澤さん:大庭さんってもともと一般企業で社会人をしていたんですよね?
大庭さん:そう。家電販売員として働いていました。それはそれで結構楽しかったんだけど、ちょっとした偶然で男性看護師と知り合う機会があって、話を聞いていくうちに自分も興味が湧いてきたんだよね。今から20年以上前の話だけど。
宮澤さん:今でこそ男性看護師って珍しくないですけど、当時は看護師=女性っていうイメージしかありませんでしたよね。というか、僕自身も、祖父が入院している時にお見舞いに行った際、初めてナースマンを見て「珍しいな」って思いましたから。
大庭さん:私の時代なんてもっとだよ。最初は「え!? 男でもなれるの!?」って思ったから(笑)。とは言え、もともと人に接するのが好きだったから、看護師って良いなって思い始めて、それで准看後学校に通い始めたんだ。その後、准看護師として4年働いてたんだけど、やっていくうちに「もっと専門的に勉強して大きな病院で働きたい」と思うようになって。それで、正看護師になるためにまた2年学校に通って…という感じだね。
宮澤さん:相当、看護師の仕事に思い入れがあったんですね。なかなかできることじゃないですよ。
大庭さん:そう。家電販売員として働いていました。それはそれで結構楽しかったんだけど、ちょっとした偶然で男性看護師と知り合う機会があって、話を聞いていくうちに自分も興味が湧いてきたんだよね。今から20年以上前の話だけど。
宮澤さん:今でこそ男性看護師って珍しくないですけど、当時は看護師=女性っていうイメージしかありませんでしたよね。というか、僕自身も、祖父が入院している時にお見舞いに行った際、初めてナースマンを見て「珍しいな」って思いましたから。
大庭さん:私の時代なんてもっとだよ。最初は「え!? 男でもなれるの!?」って思ったから(笑)。とは言え、もともと人に接するのが好きだったから、看護師って良いなって思い始めて、それで准看後学校に通い始めたんだ。その後、准看護師として4年働いてたんだけど、やっていくうちに「もっと専門的に勉強して大きな病院で働きたい」と思うようになって。それで、正看護師になるためにまた2年学校に通って…という感じだね。
宮澤さん:相当、看護師の仕事に思い入れがあったんですね。なかなかできることじゃないですよ。
「部署全体で新人を育ていく」ことを徹底されているのが中東遠の良さ
大庭さん:宮澤はなんで中東遠に入職しようと思ったの?
宮澤さん:やっぱり、みなさんの人柄の良さですね。入職する上で一番不安だったのが人間関係の部分でしたから。
大庭さん:人柄もそうだけど、中東遠の看護師ってみんなすごく勉強熱心だから、一緒に働いていると自然にこっちのモチベーションも上がってくるんだよね。刺激になるというか、糧になるというか。で、何か困難にぶつかっても、互いに教え合ったり、支え合って、チームで解決していこう!という雰囲気がある。そういうところがすごく気に入っているんだよね。
宮澤さん:救命救急の配属になったのはいつですか?
大庭さん:3年前だね。それまではずっと循環器の病棟に。ただ、一般病棟と救命救急センターでは勝手がかなり違うから、3年やってやっと慣れてきたくらいだね。宮澤は希望して救命救急の配属になったの?なかなかハードだから、新人は避けたい部署だと思うんだけど…。
宮澤さん:希望しました! 何となく好奇心が掻き立てられたんですよね。「ナースマンなら救命救急でしょ!」って(笑)。もちろん一般病棟より大変なのは覚悟していましたが、そこはプリセプター(指導担当)の大庭さんがしっかりサポートしてくださいましたから。おかげで、右も左もわからなかった1年目を乗り越え、今でも看護師としての成長を続けることができています。
大庭さん:素敵なコメントありがとう(笑)。若い割にすごく意識が高いから、こちらとしても指導のしがいがありましたよ。特に1年目は覚えることが多くて大変だったと思うけど、うらやましいくらい吸収力が早かったよね。今後ますます成長してくれることを期待しています!
宮澤さん:こちらこそありがとうございます! でも、おっしゃる通りで、最初は苦労しました。正直、学校だと救命救急の分野ってほとんど習わないんですよ。だから「何がわからないのかわからない」状態で、それこそ大庭さんに逐一相談して、ひとつずつできることを増やしていった印象ですね。
大庭さん:これも中東遠の良さなんだけど、プリセプターを中心に「部署全体で新人を育てていこう!」というのが徹底されているんだよね。新人が相談しやすい雰囲気づくりだったり、つねに新人とのコミュニケーションを欠かさないようにするといったことは、つねに心掛けて、教育に反映させるようにしていました。
宮澤さん:わからないことに対して「こうすれば良い」と答えだけを言うのではなく、「こういう風に考えてみるとわかるよ」とか「この日までに習得できるようにがんばろう」とか、一緒になって成長までの過程を考えてくださったのが、すごく良かったと思います。
大庭さん:「言われたからやる」だけだと、なかなか成長につながらないからね。一人ひとりの力量を見極めて、無理なく、段階的に成長できるようなサポートが大事なんだよね。
宮澤さん:やっぱり、みなさんの人柄の良さですね。入職する上で一番不安だったのが人間関係の部分でしたから。
大庭さん:人柄もそうだけど、中東遠の看護師ってみんなすごく勉強熱心だから、一緒に働いていると自然にこっちのモチベーションも上がってくるんだよね。刺激になるというか、糧になるというか。で、何か困難にぶつかっても、互いに教え合ったり、支え合って、チームで解決していこう!という雰囲気がある。そういうところがすごく気に入っているんだよね。
宮澤さん:救命救急の配属になったのはいつですか?
大庭さん:3年前だね。それまではずっと循環器の病棟に。ただ、一般病棟と救命救急センターでは勝手がかなり違うから、3年やってやっと慣れてきたくらいだね。宮澤は希望して救命救急の配属になったの?なかなかハードだから、新人は避けたい部署だと思うんだけど…。
宮澤さん:希望しました! 何となく好奇心が掻き立てられたんですよね。「ナースマンなら救命救急でしょ!」って(笑)。もちろん一般病棟より大変なのは覚悟していましたが、そこはプリセプター(指導担当)の大庭さんがしっかりサポートしてくださいましたから。おかげで、右も左もわからなかった1年目を乗り越え、今でも看護師としての成長を続けることができています。
大庭さん:素敵なコメントありがとう(笑)。若い割にすごく意識が高いから、こちらとしても指導のしがいがありましたよ。特に1年目は覚えることが多くて大変だったと思うけど、うらやましいくらい吸収力が早かったよね。今後ますます成長してくれることを期待しています!
宮澤さん:こちらこそありがとうございます! でも、おっしゃる通りで、最初は苦労しました。正直、学校だと救命救急の分野ってほとんど習わないんですよ。だから「何がわからないのかわからない」状態で、それこそ大庭さんに逐一相談して、ひとつずつできることを増やしていった印象ですね。
大庭さん:これも中東遠の良さなんだけど、プリセプターを中心に「部署全体で新人を育てていこう!」というのが徹底されているんだよね。新人が相談しやすい雰囲気づくりだったり、つねに新人とのコミュニケーションを欠かさないようにするといったことは、つねに心掛けて、教育に反映させるようにしていました。
宮澤さん:わからないことに対して「こうすれば良い」と答えだけを言うのではなく、「こういう風に考えてみるとわかるよ」とか「この日までに習得できるようにがんばろう」とか、一緒になって成長までの過程を考えてくださったのが、すごく良かったと思います。
大庭さん:「言われたからやる」だけだと、なかなか成長につながらないからね。一人ひとりの力量を見極めて、無理なく、段階的に成長できるようなサポートが大事なんだよね。
「患者さんが医療を選ぶ」時代に合わせて柔軟な対応を
宮澤さん:現在、救命救急センターだと5~6名のナースマンが活躍していて、部署にもよりますが、各病棟にも数名ずつのナースマンが在籍していますよね。今後はもっと増えていくのでしょうか?個人的には、もっともっと増えてほしいと思いますし、活躍できるシーンというのもまだまだあるように思うのですが。
大庭さん:そうだね。まずは「男性でも看護師として活躍できる」という認識がもっと一般化して、広まっていくと良いよね。“手に職”じゃないけど、看護師の資格があれば、全国どこでも職に困ることはないし、待遇面を見ても、末長く、安定して収入を得ることができると思うんだよね。加えて、怪我や病気で苦しんでいる人たちに寄り添って、その回復のサポートをしてあげられるという、社会貢献性の高い職業でもある。シンプルに「すごく良い仕事だな」と思うんだけどね。
宮澤さん:やってみないとわからない部分もありますからね。あと、若い男性患者さんの中には「看護師が女性だと恥ずかしい」という方が一定数いらっしゃるんですよ。自分自身に置き換えてみても「確かに、女性の看護師に体を触られるのは…」ってすごく気持ちが理解できます。些細なことですが、そういった場面でも僕たちナースマンの存在意義というのがあると思います。
大庭さん:「患者さんが医療を選ぶ」時代だから、そうやって選択肢が増えることは良いことなんだよね。
大庭さん:話は変わりますが、大庭さんの今後の目標って何ですか?
大庭さん:さっきも言ったけど、まだ救命救急センターに来て日が浅いから、まずはここでやるべき看護をすべて把握できるようになることが当面の目標かな。一般病棟と全然違うから驚くことも多いけど、一方で「新しいことを学べている」という充実感を感じているよ。宮澤の目標は?
宮澤さん:数年後に救命救急の新しい棟が建設されると聞いたので、それまでにこの分野の看護をできるだけ極めて、大庭さんのような教育ができる先輩、後輩たちに背中を見せられるような先輩になっていきたいですね。
大庭さん:ぜひ、中東遠の未来の救急救命を引っ張っていく存在になってください!
宮澤さん:がんばります!そして、今後とも手厚いご指導のほどよろしくお願いいたします!
大庭さん:そうだね。まずは「男性でも看護師として活躍できる」という認識がもっと一般化して、広まっていくと良いよね。“手に職”じゃないけど、看護師の資格があれば、全国どこでも職に困ることはないし、待遇面を見ても、末長く、安定して収入を得ることができると思うんだよね。加えて、怪我や病気で苦しんでいる人たちに寄り添って、その回復のサポートをしてあげられるという、社会貢献性の高い職業でもある。シンプルに「すごく良い仕事だな」と思うんだけどね。
宮澤さん:やってみないとわからない部分もありますからね。あと、若い男性患者さんの中には「看護師が女性だと恥ずかしい」という方が一定数いらっしゃるんですよ。自分自身に置き換えてみても「確かに、女性の看護師に体を触られるのは…」ってすごく気持ちが理解できます。些細なことですが、そういった場面でも僕たちナースマンの存在意義というのがあると思います。
大庭さん:「患者さんが医療を選ぶ」時代だから、そうやって選択肢が増えることは良いことなんだよね。
大庭さん:話は変わりますが、大庭さんの今後の目標って何ですか?
大庭さん:さっきも言ったけど、まだ救命救急センターに来て日が浅いから、まずはここでやるべき看護をすべて把握できるようになることが当面の目標かな。一般病棟と全然違うから驚くことも多いけど、一方で「新しいことを学べている」という充実感を感じているよ。宮澤の目標は?
宮澤さん:数年後に救命救急の新しい棟が建設されると聞いたので、それまでにこの分野の看護をできるだけ極めて、大庭さんのような教育ができる先輩、後輩たちに背中を見せられるような先輩になっていきたいですね。
大庭さん:ぜひ、中東遠の未来の救急救命を引っ張っていく存在になってください!
宮澤さん:がんばります!そして、今後とも手厚いご指導のほどよろしくお願いいたします!