看護師
思い入れある救急看護の新たなステージへ
前田暖生さん
[救命救急センター 看護師]
牧之原市出身
[救命救急センター 看護師]
牧之原市出身
転職先に当院を選んだ3つの理由
以前は信州大学と香川大学の附属病院にそれぞれ6年ほど勤めていました(いずれも救急の看護師)。市中病院で働くのは今回が初めてですね。当院を選んだ理由は3つあって、1つ目は地元に近い病院だから。親の面倒も見れるようにと「できるだけ実家から近いところで」と考えていました。2つ目は雰囲気の良さ。みなさんすごくフレンドリーに接してくれるのでストレスなく働ける環境だと思ったからです。3つ目は、救急に強い病院であること。ご存知の通り、当院の救命救急センターは「断らない救急」をスローガンに掲げ、一次から三次までの救急患者さんを積極的に受け入れています。これは本当にスゴいことだと思います。大学病院だと一般的に「重症で患者さんが少ない」と言われていて、実際に私もそのような印象を持っていたのですが、当院は真逆。患者層、疾患の種類ともにとても幅広く「数を診る」ということに特化していて、県内トップレベルの救急稼働率と患者数を誇っています。そんな病院であれば、素直に「救急看護師としてさらなるレベルアップができそう」と感じたんですよね。
「断らない救急」を実践していくために
もちろん、まだまだ戸惑うことが多いのも事実です。やることは同じですが、やはり市中病院と大学病院とではシステムだったり求められるものが全然違います。感覚的には1からのスタートで、日々、勉強や覚えることがとても多いです。病院ならではの暗黙のルールみたいなものもありますからね。まぁ、これはやっていくうちに慣れると思うのですが。あと、救命救急センターの中で、外科、病棟、ICU・CCUと明確に役割分担がされていることにも驚きました。大学病院ではほとんどが複合型でしたから。ただ、冷静になって現場を分析してみると、役割分担をしている方がタイムリーに患者さんの治療を行えたり、患者さんの移動がスムーズだったりするんですよね。「断らない救急」を実践するために編み出されたものなのだと、最近になって気づかされました。2022年から運行が始まったドクターカーや今後検討されているドクターヘリの導入など、まだまだ当院の救急はレベルアップしていきそうです。特にドクターカーにはすごく興味があるので、機会があれば挑戦してみたいと思っています。ドクターヘリの方は…、自分、高所恐怖症なので厳しいかもですね(苦笑)。
地域からの信頼が日々のモチベーションです
看護師になって13年目。現在注力しているのは、これまで大学病院で培ってきた救急看護のスキルに重ね合わせるように「中東遠で求められる救急看護とは?」を考え、それに寄り添った成長を続けていくことです。当院にきてすごく感じるのは「地域の人たちが本当にこの病院を頼りにしているんだな」ということ。ケガや病気になっても「中東遠があるから大丈夫」といった雰囲気を日々感じていますし、それがモチベーションにつながっています。大学病院とは180度違った環境にはなりましたが、それを新鮮に、楽しく感じられるようになりましたし、地域のため、患者さんのために貢献したいという意識がより一層高まっているのを実感しています。この記事をご覧いただいている人の中にも、私と同じように大学病院から市中病院への転職を考えている人がいるはずです。であるなら、ぜひ中東遠総合医療センターも転職先候補のひとつに入れてみてください。忖度抜きでおすすめできる病院であると断言しますよ。