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看護部ブログ

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日常生活援助研修で学んだことを現場で活かしています。


 7月に新人看護師対象に日常生活援助の集合研修が行われました。
 そこで新人看護師に研修の感想と病棟ではどのように活かすことができているかインタビューしました。
 
 清潔ケアや体位変換、排泄確認などの援助をただ実施するのではなく、コミュニケーションを取りながら、皮膚の状態や患者さまの状態をよく観察し、よりよい日常生活援助につなげていくことが大切だと学びました。
 自力で排尿することが難しい患者さまを受け持ったとき尿意の訴えがありトイレへ何度か誘導したのですが、排尿はありませんでした。また、認知症もあり話がかみ合わないことも多いため、どのように介入すれば良いか悩みました。
 そこで、チームの先輩と検討し排尿ケアチームに相談することにしました。その結果、排尿がなくてもトイレに座ってもらうことはとても重要で、腎臓に負担をかけないため膀胱に一定量以上の尿がたまらないように管で尿を取ってみてはどうかとアドバイスをもらいました。また患者さまがトイレに行きたいとおっしゃったときは、「どうせ出ない」と考えずにトイレに誘導するようにしました。
 現在は、少しずつご自分で尿を出すことができるようになり、管で尿を取る回数も減ってきました。
 今回の経験を通して、患者さまにとってどのような生活援助が必要かをチームや専門スタッフに相談しながら判断し実施していくことが大切だと実感しました。

と実技の習得だけではなく、より日常に近い生活を送れるよう援助する視点も学べたようです。
                                                  

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