看護部では、毎年２月頃に新人看護師が他部門の役割を理解し、患者さまへよりよい看護サービスにつなげることができるように他部署体験を実施しています。

　今回は６階西病棟の看護師Cさんが、地域連携室へ１日体験に行ってきました。そこで、Cさんに他部署体験についてインタビューしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　「今回、ソーシャルワーカーの仕事である医療相談（退院後の生活場所などの相談）に同席させてもらいました。ご家族は、高齢の患者さまと自宅で一緒に生活したいと思う一方、仕事中は、患者さまが一人で過ごすことになるため悩んでいました。医療相談で検討した結果、療養型の病院に転院する方向となりました。この他部署体験から、患者さまの今の状態を一番そばで見ている看護師だからこそできることがあることに気づきました。それは、現在の患者さまの状態を正しく情報提供させていただくことや患者さまの思いをしっかりと伝えること、そして、家族の思いも傾聴し、患者さまやご家族の不安が軽減できるよう支援することです。」

　他部署体験を通して、他職種の役割を理解することができ、改めて看護師としての自分の役割を考える機会となったようです。