DST～多職種でサポートしています～

　入院生活や治療は、環境の変化はもちろん、治療のため行動が制約されることも多く、ストレスが溜まりがちです。中には、落ち着かなくなってしまったり、点滴を抜いてしまう方もいらっしゃいます。
そこで、当院では入院中の患者さまが少しでも安心して入院生活を送れるように、認知症サポートチーム（DST）が介入し、多職種で連携をとり改善案を考えています。

　今回、DSTが介入した患者さまは、点滴を行っていたこともあり、1日20回以上の頻尿、夜間は特に排尿が多く、熟睡できていませんでした。日に日に表情も暗くなってしまったのですが、医師や薬剤師と相談し眠剤の変更や点滴時間を変更することになりました。その結果、以前より排尿回数は減り、熟睡できる時間が増え、不満を訴えられることも少なくなっていきました。今では表情も明るくなり、笑顔で塗り絵や歩行練習を行っています。

　We are teammates！の心で患者さまをサポートし、笑顔になっていただけることが私たちのやりがいにも繋がっています。

6階西病棟　原田浩子