当院看護部教育委員会では、看護師のラダーレベルに合わせた研修や院内に向けて様々な研修を行いスキルアップを目指しています。先日新人看護師に向けて患者さまの状態に合わせたケアが提供できるようシミュレーション研修を開催しました。

　｢ムセやすい患者様の食事介助｣｢経管栄養をしている患者様の食事介助｣｢麻痺のある患者様のトイレ介助｣の３つの事例ごとにグループで援助方法を話し合いながら模擬患者に行うことで様々な気づきや技術の再確認をすることができました。

　教育委員の一人にインタビューをしました。｢患者様には個別性があり、その１人１人に対応する能力が必要です。新人看護師は入職して看護技術や仕事を覚えることで精一杯ですが、今回の研修で積極的に意見を交換ができ、個別性を考えた援助の大切さに気づくことができていました。また、日々のカンファレンスが大切と意見が聞け、有益な研修ができました。新人看護師が1人で抱え込まず、まわりの先輩に相談し成長していってほしい。｣と話が聞けました。

8階東病棟　菅沼里穂