教育体制
若き薬剤師の将来のスキルアップを目指して
当院では、若い薬剤師の将来のスキルアップを目指して、様々な取り組みに着手しています。
まず新人研修を2年間と位置づけ、前期の1年目は調剤や注射など中央業務修得を目標とし、チェックボックス形式のテキストを用いて、修得意欲を高めた研修を行っています。その際に、毎月の新人研修ミーティングや先輩薬剤師によるメンター制度を導入し、問題点の解決、提示された課題への挑戦など段階を踏まえた指導を心掛けています。後期に当たる2年目は、病棟業務に必要な臨床現場での判断力や思考力を養うことを目標とし、DI担当薬剤師を中心に、主要薬剤や病態に関する講義を企画中です。
この2年間の新人研修により、薬剤師としての基礎力を身に付け、3年目以降は各自の自主性を重んじ、10年後を見据えたオリジナリティーの育成を指導方針としています。つまりこの時点で、与えられた研修から、自ら考え動くセルフマネジメントの研修へとシフトチェンジを図っていくことになります。具体的には各自の方向性について、長期的な目標を設定し、それらに即した研修や学会への参加、発表への指導などを行っていきます。
幸い当院にはがん、感染、NST、糖尿病など各分野の認定取得者はもちろん、学会発表、論文投稿など経験豊富な先輩薬剤師が在籍しています。次世代を担う若き薬剤師に生の声を届け、継承していくために、更なる研修内容の充実を心掛けていきたいと考えております。
まず新人研修を2年間と位置づけ、前期の1年目は調剤や注射など中央業務修得を目標とし、チェックボックス形式のテキストを用いて、修得意欲を高めた研修を行っています。その際に、毎月の新人研修ミーティングや先輩薬剤師によるメンター制度を導入し、問題点の解決、提示された課題への挑戦など段階を踏まえた指導を心掛けています。後期に当たる2年目は、病棟業務に必要な臨床現場での判断力や思考力を養うことを目標とし、DI担当薬剤師を中心に、主要薬剤や病態に関する講義を企画中です。
この2年間の新人研修により、薬剤師としての基礎力を身に付け、3年目以降は各自の自主性を重んじ、10年後を見据えたオリジナリティーの育成を指導方針としています。つまりこの時点で、与えられた研修から、自ら考え動くセルフマネジメントの研修へとシフトチェンジを図っていくことになります。具体的には各自の方向性について、長期的な目標を設定し、それらに即した研修や学会への参加、発表への指導などを行っていきます。
幸い当院にはがん、感染、NST、糖尿病など各分野の認定取得者はもちろん、学会発表、論文投稿など経験豊富な先輩薬剤師が在籍しています。次世代を担う若き薬剤師に生の声を届け、継承していくために、更なる研修内容の充実を心掛けていきたいと考えております。
薬剤師1年目の流れ
4月 | 新規職員全体研修(1週間程度) |
中央業務の習得[調剤・注射・混注・化学療法] | |
5月 | 半直練習開始 |
6月 | 半直・日直デビュー |
8月 | 静岡県の病院薬剤師新人研修会 |
9月 | 病棟業務練習開始 |
当直練習開始(準夜勤務1回程度) | |
10月 | 病棟業務デビュー |
当直デビュー(AM1時まで先輩の見守りつき) | |
11月 | 1人当直デビュー |
2年目研修へ
主な研修内容
当院薬剤部で作成した『新人薬剤師研修テキスト』を用いた研修を行ないます。
常にテキストを手許に置くことで、修得すべき課題を自己認識し、意欲的に取り組めるように活用して頂きます。
常にテキストを手許に置くことで、修得すべき課題を自己認識し、意欲的に取り組めるように活用して頂きます。
- 調剤部門、注射部門、製剤部門、化学療法部門、主要薬剤別各論、日当直業務の6部門から構成されています。
- 各部門のマニュアルに則り、テキストを読み込むことで、詳細な手順や手技の約束事が分かるように作成されています。
- それぞれの部門は小分類に分かれており、全ての項目にチェックボックスが付けられています。
- チェックボックスを用いた自己評価形式で、修得状況を確認していくシステムです。
研修ミーティング内では、業務の修得状況の確認の他に、以下のような業務に関するテーマ別学習会などを企画し行なっています。今後は、テーマ別学習会を段階的に増やしていく方針です。
- 日直業務、当直業務内容の説明や心得
- 患者指導に向けた、インフルエンザ吸入薬の学習会
- 副作用の考え方と報告書の作成方法
CHECK!!
事前にミーティングに向けた課題が出される月もあります。1年目研修の終了時には、次年度の新人に向け、各自がテキストの修正案を考え、自身の総復習をしていきます。