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顔面神経麻痺リハビリテーション外来


当科では、顔面神経麻痺に対するリハビリテーションを行っています。

顔面神経麻痺とは

顔面神経は主に顔の表情を作る筋肉に分布しています。また涙や唾液の分泌、味覚などの感覚にも関わっています。
顔面神経麻痺はウイルス感染が主な発生原因と考えられています。ストレスが引き金となりやすく、疲労や風邪などで抵抗力が落ちた時に発症することがあります。また、外傷や手術の後遺症などが原因で発症することもあります。

顔面神経麻痺の症状

発症すると、突然顔の片側に麻痺が起こり、顔の筋肉が動かなくなります。
このような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
目の症状
  • 目が閉じられない
  • 目を開けているのがつらい
  • 意思とは関係なく目をつぶってしまう
  • 片目だけつぶってしまう
  • 光がまぶしい    
  • 目が乾く
  • 自然と涙がこぼれてしまう
  • まばたきの回数が多くなった
  • 以前のように自然なまばたきができない
  • まぶたがピクピクする
  • 目薬では改善しない症状がある
  • 目や目の周囲に違和感がある
口の症状
  • 口角が下がる
  • 口から食べ物がこぼれる   
  • 話しにくい
  • 口元がピクピクする
その他の症状
  • 顔が引きつったり、こわばったりしてゆがんでしまう
  • 額のしわ寄せができない
  • 音が大きく聞こえる・聞こえにくい
  • 味がわかりづらい

治療について

  • 急性期には副腎皮質ステロイドや抗ウイルス薬投与による薬物療法が中心となります。耳鼻科の診察により、手術をされる方もいます。
  • 炎症が治まってからリハビリテーション開始となります。顔周りの循環をよくするマッサージやストレッチ、鏡を見ながら顔の筋肉を動かす練習を行い、ご自宅でも行えるように指導させていただきます。
  • また、症状を改善しリハビリテーションの効果を高めるため、ボツリヌス療法も治療の1つとして行います。

診療日時

  • 毎週、月・水曜日の午後に診療します。(要相談)
  • 当院の地域医療支援センターで予約を行います。