X線TV
医療用X線透視装置とは?
医療用X線透視装置とは、X線を連続的に照射して体内を透視した画像を、TVモニターで観察する装置です(X線TV装置とも言います)。X線透視で疾患部位の状態を様々な角度から観察することが可能です。主な検査には、食道・胃・小腸・大腸などの消化管造影、内視鏡を用いた膵胆管造影、気管支鏡検査、脊髄腔造影や神経根ブロック、骨折や脱臼の整復、外科領域のPTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)、術後のチューブ交換や造影など様々な検査や治療に使用しています。
当院のX線TV装置について
計7台が稼動しています。
【2階 人間ドック・健診センター】
・DIAVISTA
・POPULUS Ti
・MEDIX130
・DIAVISTA
・POPULUS Ti
・MEDIX130
【1階 診療放射線室・内視鏡センター】
・ZEXIRA
・CUREVISTA
・VERSI FLEX
・Dornier OpusⅡ(泌尿器専用)
・ZEXIRA
・CUREVISTA
・VERSI FLEX
・Dornier OpusⅡ(泌尿器専用)
●VERSI FLEX
VERSI FLEX の主な特徴は、以下の3つです。
- X線透視カメラが取り付けられているアームの形状がC型になっており患者様のまわりを回転するため、患者様の体位変化を行なわずに様々な角度からの観察が可能です。
- 従来の連続透視をパルス状に透視し、間欠した画像を高速に補間処理することで、従来通りの連続的な観察が可能です。また、パルス透視を使用することにより、患者様および医療スタッフの放射線被ばくを大幅に低減することができます。
- 高感度なフラットパネルディテクター(FPD:Flat Panel Detecter)を搭載することで画像も大幅に改善されており、細いカテーテル(治療で使う器具)や針先などを、詳細に観察することができます。
当院で撮影した画像の一例
上部消化管造影
椎間板造影
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
子宮卵管造影