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乳房撮影検査


マンモグラフィ(乳房X線撮影)

マンモグラフィとは?

乳房X線撮影法のことで、専用の装置を用いて乳房の撮影をすることにより、視診や触診だけではわからない早期のがんを発見するのに効果があります。

マンモグラフィで何が分かるの?

マンモグラフィは腫瘍の大きさや形、「石灰化」の有無がわかります。石灰化とは、乳腺の中に存在するカルシウムの沈着物のことで、乳房にはさまざまな石灰化が見られることがあります。
石灰化の約7割は良性ですので心配することはありませんが、乳がん細胞の一部やがん細胞の周囲が壊死することで出来る石灰化もあります。乳がんの約半数は石灰化します。マンモグラフィ検査を受けることで、触診では発見できない5mm程度の小さいがんも発見できます。
2018年3月にトモシンセシスを導入し、より正確な乳がん診断が可能となりました。

AMULET Innovality
(富士フィルムメディカル株式社製)

どのように検査するの?

乳房を片方ずつ専用装置の台と透明な板で圧迫して撮影をしていきます。
通常の撮影は、右乳房・左乳房それぞれ2方向ずつ撮影し、必要に応じて追加撮影も行っていきます。
入室から退室までの検査所要時間は約10分程度です。
NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構の認定を取得している女性技師が撮影を行っています。ご不明な点は、お気軽におたずねください。

注意事項

  • 乳房にイボやほくろなど気になるところがあれば担当技師に事前にお伝えください。
  • 検査当日の服装は、上下セパレートでお越しください。
  • 長い髪は検査前にゴムで束ねて頂くようにお願いします。
  • 妊娠の可能性がある方はお申し出ください。
  • 豊胸手術を受けたことがある、植込み型ペースメーカー、除細動器を装着されている方は検査が受けられない場合があります。
  • 制汗パウダーなどはよく拭き取ってください。

圧迫は痛いの?

乳房を圧迫するときに、痛みを感じることがあります。検査自体は10分程度かかりますが、乳房を圧迫している時間は数秒から10秒程度です。
痛みを感じる度合いは人によって異なりますが、生理前1週間は乳房が張って痛みを感じやすいので避けたほうがよいこともあります。また、リラックスすることで痛みが軽減するようです。

なぜ圧迫するの?

乳房を圧迫することで、乳房内の正常乳腺組織と病変部を分離し、乳腺内の小さな病変を発見することができます。
また、圧迫して乳腺の厚さを薄くすることで被ばく量が軽減され、体動によるブレも防ぎ診断しやすい画像が得られます。
しかし、肩に力が入ると十分な圧迫ができず乳房の痛みが増えますので、検査時はリラックスして肩の力を抜くよう心がけてください。

トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)検査とは?

当院では、トモシンセシスという技術を導入しました。
角度を変えて乳房を撮影し、細かな3D画像に再構成して表示します。
従来と比べて乳腺の状態を明瞭に観察できることから、より正確な「乳がん」診断が可能になりました。
  • 高濃度乳腺の方におすすめします。
  • 1回の圧迫で従来のマンモグラフィとトモシンセシスの両方の撮影を行うことができます。
  • 小さく不明瞭な石灰化や、乳腺の中に埋もれる腫瘤を見つけることができます。

当院で撮影した画像の一例

乳がんの自己検診をしていますか?

Breast Awareness(ブレスト アウェアネス)とは、乳房を意識する生活習慣です。
乳がんの早期発見のために最も重要なことは、普段の乳房の状態を知ることです。
ブレスト アウェアネス4つの習慣を実践してみましょう。

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