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臨床工学室

 臨床工学技士は「医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検」を業とする医療機器の専門医療職です。医師をはじめ、看護師などと共に医療機器を用いたチーム医療の一員として患者さまの生命維持をサポートします。
 当院の臨床工学室は17名(男性12名、女性5名)で構成されており、ME機器管理室、血液浄化センター、手術室、心血管内治療センター、体外衝撃波結石破砕室(ESWL)、内視鏡室に分かれ業務を行っています。夜間、休日は呼び出しにて対応し、24時間オンコール体制となっています。日々進歩する高度医療機器を安全に使用・管理できるように積極的に研修会へ参加するように心がけ、研修医、看護師向けの勉強会も定期的に開催しています。

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保有資格
呼吸療法認定士 5名
透析技術認定士 10名
第1種ME技術実力検定 2名
第2種ME技術実力検定 14名
臨床ME専門技士 2名
透析技能検定2級 6名
不整脈治療専門臨床工学技士 2名
医療機器情報コミュニケータ 1名
心血管インターベンション技師 1名
日本アフェレシス学会認定技士 1名

(2016年度)

理念

 「全ては患者さまのために」医療機器の専門家として質の高い医療の提供と医療安全の確保に努めます。

方針

 

所属委員会

所属委員会
医療安全カンファレンス 情報システム管理委員会
医療機器整備委員会 診療材料委員会
医療ガス安全管理委員会 医療安全推進委員会
透析機器安全管理委員会 接遇委員会
感染対策推進委員会 手術室運営委員会
5S推進委員会 中央材料室運営委員会
部門研修WG 管理連絡会議
診療技術部連絡会議 透析室運営会議

所属学会

所属学会
静岡県臨床工学技士会 日本医療機器学会
日本臨床工学技士会 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
日本不整脈学会 日本心血管インターベンション治療学会
日本アフェレーシス学会

(2016年度実績)

学会発表

臨床工学技士による医療機器管理 〜医用テレメータ周波数管理の実施報告〜

第46回全国自治体病院学会一般演題発表 2007.9.27 北海道


当院における低分子ヘパリンのモニタリングの検討 〜リアルタイムなデータを求めて〜

第46回全国自治体病院学会一般演題発表 2007.9.27 北海道


放電器を使用したバッテリーリフレッシュの効果

第47回全国自治体病院学会一般演題発表 2008.10.16 福井


右心耳と心房中隔へのリード留置による心房ペーシング時の房室伝導時間に関する検討

第24回日本不整脈学会学術大会/第26回日本心電図学会学術集会 合同学術集会


洞不全症候群を併発した発作性心房細動の抑制に、薬物療法・カテーテルアブレーション・ペースメーカーの併用療法が有効であった2例

第24回日本不整脈学会学術大会/第26回日本心電図学会学術集会 合同学術集会


立ち会い規制に対する循環器業務への取り組み

第24回日本不整脈学会学術大会/第26回日本心電図学会学術集会 合同学術集会


透析用血液回路の改良 〜ニードルレスを目指して〜

第55回日本透析医学会学術集会・総会


循環器業務を開始して 〜立ち会い規制後の現状〜

第48回全国自治体病院学会


臨床工学技士による透析看護師業務への参入

第49回全国自治体病院学会


臨床工学技士の手術室業務参入の効果

第50回全国自治体病院学会 2011.10.19 東京


透析液の細菌数減少に効果があった当院の逆浸透装置の薬液洗浄 〜全床個人用透析装置施設による取り組み〜

第51回全国自治体病院学会 2012.11.8 香川県


当院のアブレーション業務への参入

第12回静岡県臨床工学技士会


全自動透析コンソール導入による業務効率の検証

第12回静岡県臨床工学技士会


当院の透析液清浄化対策について 〜新規透析システム導入から今日まで〜

第54回全国自治体病院学会 2015.11.8 函館市


当院における内視鏡手術鉗子絶縁不良検知器の有用性

第55回全国自治体病院学会 2016.10.20 富山県

緊急呼出対応回数

内容 回数
循環器関連 58件
血液浄化 38件
手術 10件
その他ME機器類(呼吸器・モニタ類) 12件

業務内容

1.ME機器管理業務

  今日の医療現場では様々な医療機器が使用されており、それらの医療機器を常に最良の状態で使用できるように、年間点検スケジュールを組み保守点検や修理を行っています。
 その中でも人工呼吸器、輸液・シリンジポンプ、低圧持続吸引器等は臨床工学室にて中央管理を行うことにより院内の医療機器を効率よく運用し、終業点検を行うことにより常に安全に使用できるように努めています。

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電気メス点検
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輸液ポンプ点検
ME機器稼働率
輸液ポンプ(178台) 85.6%
シリンジポンプ(145台) 81.0%
人工呼吸器 19.7%
経腸栄養ポンプ(12台) 42.2%
静脈血栓予防装置(58台) 52.3%
低圧持続吸引器(16台) 40.7%
離床センサー 51.6%

ME機器点検
日常点検 定期点検
輸液ポンプ 2,754回 303回
シリンジポンプ 782回 189回
人工呼吸器 437回 28回
経腸栄養ポンプ 87回 21回
静脈血栓予防装置 2,348回 104回
低圧持続吸引器 179回 30回
離床センサー 1,128回 -
除細動器 - 28回
保育器 - 34回
IABP - 35回
PCPS - 35回
HOT LINE - 24回
CPM - 13回
体外式ペースメーカー - 12回
ポリグラフ - 4回

機器修理対応
輸液ポンプ 14件
シリンジポンプ 2件
静脈血栓予防装置 3件
生体情報モニタ 52件
呼吸器関連 2件
低圧持続吸引器 0件
離床センサー 16件
その他医療機器・備品類 210件

管理機器
輸液ポンプ 178台 分娩監視装置 12台
シリンジポンプ 151台 低圧持続吸引器 15台
生体情報モニタ(セントラル、受信機) 15台 経腸栄養ポンプ 12台
生体情報モニタ(ベッドサイド) 101台 静脈血栓予防装置 58台
生体情報モニタ(送信機) 98台 超音波画像診断装置 50台
人工呼吸器(成人、小児、新生児) 26台 12誘導心電計 16台
除細動器 16台 患者体温管理装置 2台
AED 9台 吸引娩出器 3台
PCPS 3台 空気清浄機 18台
IABP 3台 離床センサー 61台
ポリグラフ 2台 真空吸引器 3台
体外式ペースメーカー 6台 スティムレーター 1台
CPM 8台 インボス 3台
遠心型血液成分分離装置 1台 計 27品目 853台

(2016年度)

2.循環器業務

 ポリグラフでの圧波形・心電図の解析、各種デバイス出し、造影剤自動注入器のセッティング、心臓カテーテル治療時の血管内超音波や光干渉斷層法の操作、 体外式ペースメーカーやプレッシャーワイヤーの操作、大動脈内バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置等の生命維持管理装置の操作を行っています。 心臓電気生理学検査やカテーテルアブレーション治療では不整脈解析装置・電気刺激装置・高周波通電装置・3D解析機器の操作・解析を行っています。
 また、ペースメーカーの新規植込みやジェネレータ交換に立ち会い、プログラマー操作や外来のフォローアップ時のペースメーカーチェックも行っています。

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プログラマー操作
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ポリグラフ操作
循環器業務(ICU業務含む)
心臓カテーテル検査 1,026件
経皮的冠動脈形成術/ステント留置術 421件
経皮的末梢動脈形成術/ステント留置術 83件
ペースメーカー手術(新規+交換) 84件
下大静脈フィルター留置術 40件
EPS検査 7件
カテーテルアブレーション 45件
ペースメーカー外来 678件
SPP検査 169件

(2016年度実績)

その他症例
IABP 18症例
PCPS 6症例
低体温療法 6症例
ラジオ波焼灼療法立ち会い 3症例
末梢血造血幹細胞 2症例

(2016年度実績)

3.血液浄化業務

 透析治療に必要な機器の保守点検・管理を行います。
 当院は全自動透析システムを導入しています。透析液の清浄度を高く保ち、高品質な透析医療の提供に努めています。
 患者さまの容態から使用機器の状態把握まで一連の透析治療に対応できるよう、看護師と連携を取りながら日々の透析業務に携わっています。
 医師、看護師、栄養士を交えての合同カンファレンスに参加し、患者さまにより良い透析治療が提供できるよう意見交換や情報共有をしています。
 集中治療室における24時間管理の持続的血液浄化療法や血漿交換、潰瘍性大腸炎等の特殊な血液浄化も行っています。

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透析の開始・終了
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透析装置の点検
血液浄化業務
血液透析(血液浄化センター) 13,187回
臨床看護業務 1,435回
出張透析(ICU・ECU) 24症例66回
持続緩徐式血液濾過 15症例26回
血漿交換療法 PE 1症例5回
吸着式血液浄化法 -
血球成分除去療法 GCAP 2症例7回
腹水濾過濃縮再静注法 4症例5回

(2016年度実績)


管理機器
多人数用血液浄化装置 48台 透析液供給装置 2台
個人用血液浄化装置 10台 A原液作成装置 2台
特殊血液浄化装置 3台 B原液作成装置 2台
逆浸透装置 1台 Na/K計 1台

4.手術室業務

 麻酔器の始業点検、外科内視鏡関連機器の補助、手術顕微鏡の準備、眼科手術立ち会いなどを行っています。
 また、脳外科ではナビゲーション、整形・血管外科では自己血回収装置等の特殊装置の操作も行っており、様々な分野で専門性の高い知識が必要となります。
 患者・輸液加温装置や電気メス等の機器の定期点検を確実に行い、常に安全な手術が提供できるよう努めています。

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麻酔器の点検
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ナビゲーション操作
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セルセーバー操作
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眼科手術立ち会い
手術室業務
自己血回収業務 77件 滅菌前点検 3,668個
機器操作介助 1,096件 医療機器対応(トラブル対応含む) 258件
ペースメーカーチェック 6件 保守管理(光源装置、医療ガス配管) 230回
機器始業前点検 3,532件 貸出(静脈血栓予防装置) 1,612台
定期点検 395台

(2016年度実績)


管理機器一覧
輸液加温装置 8台 白内障手術装置 2台
セルセーバー 1台 患者加温装置 15台
手術用内視鏡 11台 麻酔器 11台
手術用顕微鏡 6台 電気メス 21台
ナビゲーション 1台

5.内視鏡業務

 当院における臨床工学技士の内視鏡業務は、上部・下部消化管内視鏡検査の介助を主とし、検査上必要な周辺機器(ビデオスコープ、カメラコンソール、光源装置、送気・送水装置、電気メスなど)の日常点検及び定期点検を行っています。


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6.体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)業務

 腎臓や尿管などに出来た結石を体外から衝撃波で砕く装置です。医師の指示の下に、装置の操作を行います。


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ESWL件数
総実施数 102件
新規患者数 66名

(2016年度実績)

7.ME機器教育

 新人看護師、病棟看護師、研修医などを対象にME機器の研修を定期的に開催しています。
 対象機器は輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、除細動器が中心で、機器が安全に使用できるように指導を行っています。 又、その他の機器について研修の依頼があればその都度対応しています。


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ME機器研修内容
人工呼吸器(e360)の取り扱い 新人Ns研修(輸液ポンプの取り扱い)
人工呼吸器、Arctic Sunの取り扱い 保育器(インキュi、V2200)の取り扱い
研修医研修(輸液ポンプ、除細動器、人工呼吸器) 小児用呼吸器(SLE1000)の取り扱い
人工呼吸器(V60)の取り扱い ビギナー研修
除細動器の取り扱い 除細動器の日常点検について
ME機器の貸出手順について 看護部定期研修(輸液ポンプ)
アクシス実習

(2016年度実績)

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