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新年のごあいさつ

企業長兼院長 名倉 英一

 明けましておめでとうございます。
 今年の正月は、昨年と同様、少し冷気を感じますが、日差しは暖かく、素晴らしい晴天に恵まれました。また、新病院が初めて迎える年末年始の休みが9連休となり、この間の多忙な診療に携わったスタッフの皆さんの努力に感謝したいと思います。

 昨年5月に、わが国で始めてとなる二つの市民病院が統合する歴史的なプロジェクトである「掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター」が開院し、直後の混乱的状況はありましたが、その後は順調に推移しました。8月以降は、前の二つの病院の月間平均入院患者数の合計より約10%多い398〜425人の患者さんが入院し、開院後の救急車による搬送数は、旧両病院より13%多い月間約500人でした。統合新病院の設立と準備に関わった関係者、及び統合新病院のスタッフに、改めて、心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。

 さて、新病院は、これまでの掛川市立総合病院や袋井市立袋井市民病院の延長の病院ではなく、診療機能を強化した500床の中東遠地域48万人の東部の基幹病院として生まれ変わりました。今年は開院後の第一幕を終え、第二幕が始まる年です。新たな飛躍のための本年度の目標は、診療の質の向上、無駄をなくした効率的な経営改革、臨床研修の充実の3つです。

 第一の目標は、診療の質の向上です。
 昨年、開院後の診療は、二つの病院が統合するため、運用と診療の手順の統一に重点が置かれ、安全性と確実性が重要視されました。今年はこれらに加え、より高い診療の質の向上に重きを置きたいと思います。診療の質とは何でどのように推し量るのでしょうか。診療の質とは医療を合理的な進め方に基づき、正確な手順で行い、安定的なアウトカムを得ることだと思います。自分たちが行っている医療が世の中の標準なのかどうかをもう一度、見直したいと思います。標準的な診療プロセスを確立するためには医療機能評価で求められる基準を満たすことが必要となります。従って、本年は機能評価を受審するための院内の体制を作り、準備に取り掛かりたいと思います。こうした作業の中で、旧掛川市立総合病院と袋井市立袋井市民病院の二つの伝統文化の融合が達成できると考えています。
 また、他施設と診療内容のアウトカムに関する比較を行うためには、日本病院会によるQIプロジェクトが有用と考えますので、4月から参加する予定です。
 診療の質を証明するためには、500床規模の基幹病院で行うべき診療を施行しなければなりません。診療報酬で定められている総合入院体制加算は、そのような診療内容を想定しています。本年中には当院でも診療業務の改善を図り、是非とも、これを算定できるようにしたいと思います。

 第二の目標は、無駄をなくした効率的な経営改革です。新病院では目標に達する入院患者数を得ましたが、経営的には、大いに改善すべき余地があり、無駄が多く、効率的とは言えない手順で行われていると思われます。重要なことは、患者さんの視点からも考えることです。
 診療システムと診療材料等の全般的な検討ですから、経営改善ではなく、経営改革です。スタッフの業務と配置の見直し、医療の質を確保した診療手順の効率化、診療材料等の購入と管理の合理化などが具体的な課題と考えています。

 第三の目標は、臨床研修の更なる充実です。
 臨床研修は病院の診療の水準を示します。昨年4月、掛川袋井のプログラムに5名の研修医が参加してくれ、この4月から新たに7名が来る予定です。全員に良質な臨床研修が提供できるよう、熱意をもって臨みたいと思います。また、研修医だけでなく、看護師、放射線、検査、リハビリ、栄養等の医療を支えるすべての部署でも良質な、しっかりとした研修を実施できる体制を確立したいと思います。

 以上の3つの目標の達成を目指し、患者さんからもスタッフからも選ばれる病院になるよう、今年1年、皆さんと一緒に頑張りましょう。
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